大型の機械や自動車の組み立て作業が多い
期間工が従事する仕事内容は、勤務先のメーカーや工場によって違いがありますが、製造ラインのスタッフとして大型の機械や自動車の組み立て作業を任されるケースが多く見られます。期間工の仕事に就くには、特別なスキルや免許資格などは求められないものの、立ち仕事をする場面が多くなったり、残業を任されたりすることもあるため、体力に自信がある人が重宝される傾向があります。また、正確さや丁寧さなどが重視される現場も少なくないため、自分の適性に合う仕事を担当できる職場を見つけることが大事です。なお、期間工として危険物を扱う工場に努める際は、万一の際の経済的な補償の有無について、面接を受ける時に担当者に尋ねておきましょう。
ピッキングや検品作業などの比較的簡単な仕事もある
電子部品や食品など小型の製品を扱う工場で期間工として働く場合には、ピッキングや品質チェックといった比較的簡単な業務を担当できることがあります。こうした工場は、若年層の男性ばかりでなく、若い女性やシニア世代の求職者の間でも人気が出ることがあります。そこで、あまり体力面で自信が無いという人は、軽作業がメインとなる期間工の求人を優先的に探して、いち早くお目当ての職場の面接に申込をすることがおすすめです。また、軽作業であっても、扱う製品の種類によっては働きながら専門的な資格の取得を義務付けられたり、業務の合間に研修を受けなければならなかったりすることもあります。そのため、求職中にしっかりと各地の工場の労働条件を確認しておきましょう。
期間社員は多くの場合、大手メーカーの直接雇用なので充実した契約補償があり、満期慰労金や無欠勤賞与などを支給する会社もあります。従業員側は契約延長で再雇用されるケースもあります。